こんにちは!今日は「比例」について一緒に学んでいきましょう。数学の文章題やグラフが苦手な人も、「比例って思ったより簡単かも!」と思えるはずです。さあ、始めましょう!

グラフって苦手・・・

今日の話はシンプルですよ~
比例とは?
例えば、つゆの素に水を加えて「めんつゆ」を作ることにしましょう。
ある「めんつゆ」1人分は、50ccのつゆの素に水を150cc加えて作ります。それでは、2人分の「めんつゆ」はどのように作ればよいですか?
【考え方】2人分とは、1人分の2倍量です💛
つゆの素:50cc(1人分) ⇒ 2人分なら、?cc
加える水:150cc(1人分) ⇒ 2人分なら、?cc
【答え】つゆの素100ccに水300ccを加える。
このように、比例とは、2つの数や量が一定の割合で増減する関係のことです。この「2つの数」「一定の割合で増減」が比例のキーワードですから覚えてしまいましょう。
例題1:簡単な文章題
では、比例の文章題を一緒に解いてみましょう。

さて、問題文は「りんご1個の値段が100円です。りんごを3個買うといくらになりますか?」です。この情景が思い浮かびますか?

わかる!
では、解いてみましょう。

解き方の順に「1. りんご1個の値段は100円です。2. りんご3個の値段を求めるには、100円 × 3個 = 300円です。3. だから、答えは300円です。」
このように、りんごの数に応じて値段が決まる関係は「比例」です。それでは、次はどうですか?

💕すっかり「比例」をつかみましたね!実力アップのタイミングが来ました!
早く似ている問題を探し、どんどん解いてみましょう。
例題2:比例のグラフを用いた問題
問題文
では、いよいよ「比例のグラフ」のお話です。次に、比例のグラフを使った問題がありますので一緒に解いてみましょう。

まず、問題文を落ち着いて読みましょう。「あるお店で、1冊のノートの値段は200円です。ノートの個数と値段の関係をグラフに表しましょう」です。ここで「1冊のノートの値段は200円」に注目です。あれ!?りんごの例題と同じみたいです。
そのとおりです!ノートの個数と値段は「比例」しています。
解き方
グラフを描いてみる
それでは、ノートの個数と値段の関係をグラフにしましょう。もちろん、グラフには、具体的な数字が必要ですね。
グラフの手順
まず、グラフの横軸(x軸)にノートの個数を、値段を縦軸(y軸)に取る。
ノートの個数(x)と値段(y)について具体的な数字を取り上げる。
グラフ上の横軸と縦軸の数字から、点(x,y)を数点見つける。(2点以上必要)
最後に、これらの点を直線で結びます。

比例のグラフの特徴
(x,y)の具体的な数字として何点か取り上げてみます。まず、ノート1冊の値段は200円なので点(1, 200)、 つぎに、ノート2冊の値段は400円なので点(2, 400)などがわかりやすいですね。
ちなみに、ノート0冊の時は、値段0円となりますね。(原点:赤の矢印のところ)
では、比例のグラフの形をよく見てください。
xとyのグラフの形が、一定の傾きの直線になる
「比例のグラフは直線になる」これは覚えておきましょうね!
なお、グラフ上の直線をどんどん伸ばしていけば、ノートの個数と値段をいくらでも読み取ることができますね。
「直線の傾き」って何?
ところで、直線の傾きとは何でしょうか。xとyの関係が直線グラフになる場合を「比例」の関係といいますが、直線の傾き方は、xとyの関係式により異なります。
自分でグラフを描いてみると、直線の傾き方の意味がわかります。
では、先ほどのスライドを参考にして、1冊400円のノートの個数と値段のグラフや、1冊100円の場合のグラフを描き、直線を見比べてましょう。 (方眼ノートが便利ですね!)
さて、比例の基本的な考え方が、簡単な例題を通して理解できたでしょうか。グラフの形、傾きからもいろいろなことがわかりましたね。
比例は思ったよりも簡単で、日常生活では、よく見られる関係です。これからも数学を楽しんで学んでいきましょう!では、また💛
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