こんにちは!このシリーズでは、中学1年生の数学を小学生にもわかりやすく説明します。第1回目は「文字式の計算と応用」です。中学生はもちろんですが、「文字式って何?」と思う小学生も大歓迎です。一緒にやってみてね!
文字式って何?
まず、文字式というのは、数字や文字を使って表した式のことです。算数では数字の式ですが、中学の数学では文字と数字の式になりますね。
例えば、(3a + 2b) や (5x- 7) のような文字式には、「3、2、5、7」などの数字と「a、b、x」などの文字の部分があります。

だからかな?何だかむずかしく感じるよ

そうだよね~
意味が分からないもの

大丈夫!
すぐに、慣れますよ
文字式の表し方や計算のルール
文字式には、「同じ文字をまとめるルール」と、「計算のルール」があります。まず、これらのルールを覚えながら先に進みましょう。たとえ忘れても、何度も見るうちに覚えるので安心してね。
では、下のスライドを見てください。
例えば、4a×3b=12ab です。このように、「×」や「÷」記号は、文字式では使われないですね。これらのルールで、文字式には数字と文字がギュッとまとまっています。

文字式の展開と整理
つぎに、文字式の展開と整理について覚えましょう。展開とは、「広げる」ということです。そして、「広げた」ら整理しなければなりません。
このように、文字式の広げ方とまとめ方は覚えてしまいましょう。もし、忘れそうなら、下のスライドに似ている問題を見つけて何回か解いてみれば、しっかり分かりますよ。
展開と整理
① 展開の際は「分配法則」※で広げる。 ※分配法則:広げ方のルール
② 広げた文字式をまとめる。

これで、文字式の計算ルールにずいぶん慣れてきましたね。
文字式の応用
つぎは、「文字式の応用」です。ここでは、「代入法」と「方程式」について一緒にやってみましょう。
「代入法」と「方程式」と言うとむずかしそうですが、要するに「代わりに入れて計算する方法」と「文字式を解く方法」のことです。

方程式については少しわかりにくいので、あらためて説明する予定です。
このスライドの式が分かったら、中学生のみなさんは似ている問題を解き、自分の理解度を確認してね。また、分かりにくい問題や間違った問題があったら、「解き直しノート」を作るといいですよ。
「解き直しノート」については、こちらで説明しています。
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例題
それでは、今回のまとめ例題をやってみましょう。

ヒント
① まず、同じ文字を見つけてね。
② 広げ方のルールと、「広げたら、まとめる」だよ。
③ X²というのは、「Xどうしを2回かける」という意味だよね。
答えは、こちら
まとめ
最後になりますが、算数から数学の変わり目にあたる中1は大切な学年です。特に、文字式の計算と応用は、数学の基礎をつくる第一歩なので、ここは上手く進んでほしいです。ですから、今回の記事を通じて「文字式」に関心が向いたら、管理人は最高にうれしいです。
そして、中1は、自分の学習スタイルを作り上げる時期でもあります。何かと忙しい時期ですが、自分に合う教材を見つけて、楽しんで学習を続けてくださいね。
このシリーズでは、むずかしい言葉を使わずに中1数学の要点を説明します。小学生も、もちろん、中2、中3生も大歓迎です。
よかったら、次回も来てくださいね。では、また💛
答え
1:5a 2:-x+10 3:31







