こんにちは、中学生のみなさん!「数学が苦手だな」「すぐに計算ミスをする」と感じている人はいませんか? でも大丈夫!このシリーズでは、中学数学の基礎である、小学校の算数の完全復習を目指します。
このシリーズでは、1回の内容を1週間で復習します。このように進めると、全4~5回のシリーズですから、約1か月で完成です。
それならば、数学の基礎に不安を抱えたまま先を急ぐより、1か月がんばりませんか? 今、決心して基礎の基礎を復習して計算力、読解力をアップ! 数学力の向上につなげましょう。
対象者 : 数学の基礎に不安がある中学生、定期試験で平均点にとどかない中学生
わかること: 現在の数学力と「小学校の算数」の重要性
小学校の算数の重要性
数学の基礎ができていると応用が楽、できていないと損ばかり
算数は数学の土台です。例えば、足し算や引き算がしっかりできると、方程式や関数も理解しやすくなります。しかし、計算ミスが多かったり、暗算が苦手だったりすると、定期試験ではよい結果を得られません。
数学に自信がつく「土台」とは
ところで、教科書の記述は、小学校の算数ができている状態を前提としています。つまり、小学校の算数が土台ということになります。ですから、この土台に不安がある限り、教科書の例題が解けたり、解けなかったりし、いつまでたっても自信がつきません。
日常生活は算数だらけ、文章題も算数から
そもそも、買い物や料理など、日常生活の中でも算数の知識は役立っています。そのため、数学の文章題は日常生活を題材につくられているものが多いです。ですから、日常生活でしっかりと算数を意識してみることも大切です。
たしかに、よく出るね
第1回: 基礎の復習
まず、数学の基礎である、基本的な計算を押さえましょう。次の計算問題と文章題で、今の実力を試しましょう。「小学校の算数から・・・」と気乗りしない人も、ぜひ、やってみてください。
問題の進め方
まず、各問題の制限時間に注意してください。そこで、問題に取り組む際は、タイマーで測り、時間内に検算などの確認をしてから答えをノートに書いてください。一方、時間内に答えがでない場合はやめ、次の問題に進んでください。
最後に、答え合わせの注意です。各スライドの復習ポイント、効果的な学習方法やコツの確認後、答え合わせをすると効果的です
用意するもの : ノート、筆記用具、タイマー
① 基本的な計算
まずは、基本的な計算の復習です。ここでは、足し算、引き算、掛け算、割り算の基礎をしっかりと押さえることが大切です。いずれも簡単に感じる問題ですが、油断しないで解答してくださいね。
復習ポイント(計算力)
時間内に答えられましたか?もし、うっかり間違えたり、時間内にできなかったりした場合は、計算力が安定していません。今週は、毎日10分間、時間を測りながらこういった問題を繰り返し練習しましょう。
- 足し算と引き算が苦手なら、数直線を使って視覚的に理解しましょう。続いて、暗算の練習を繰り返しましょう。
- 掛け算と割り算は、九九をしっかり覚えておくことが重要です。
効果的な学習方法やコツ(計算力)
計算力アップの学習方法やコツには、次のような効果があります。特に、試験の時、「時間が足りない」「計算ミスが多い」という人は、簡単な計算問題で次のような練習をたくさんしましょう。
- 反復練習 : 基本的な計算問題を繰り返し解くことで、計算力を向上させましょう。
- 暗算の練習 : 簡単な計算は暗算で解きましょう。計算速度がグッと上がります。
② 整数、小数、分数の計算
次は、整数、小数、分数の計算です。これらの性質の違いや関係をしっかりと理解することで、計算がスムーズになります。
復習ポイント(整数、小数、分数の計算)
整数、小数、分数の計算は、小学校の算数で学んだことがベースになり、そのまま中学の数学につながっています。ここに、あやふやな点を残してはいけません。しっかりと復習しましょう。
- 整数には、正の数と負の数があります。
- 小数は小数点以下の桁数に注意して計算します。
- 分数は分母と分子の関係を理解し、約分や通分を練習しましょう。
効果的な学習方法やコツ(整数、小数、分数の計算)
効果的な学習方法やコツ
視覚的に理解する : 数直線や図を使って、整数、小数、分数の関係を視覚的に理解します。
変換の練習をする : 整数、小数、分数の相互変換を練習することで、理解を深めます。
具体例を使う : 生活での具体例を使って、整数、小数、分数の意味を理解します。
問題
円形のピザ1枚を5人で等しく分ける場合、1人分のピザの枚数を小数と分数で言ってみましょう。
1人分は、0.2枚、1/5枚だ
正解です!単位まで答えてね
③ 単位の変換
最後は、文章題によく出てくる、長さ、重さ、時間の単位変換をマスターしましょう。
復習ポイント(単位の変換)
単位変換は、基本的な単位とその関係を覚えることが大切です。メジャーで長さを測ったり、料理用の秤で重さを量ったりして、実感を持って学びましょう。
効果的な学習方法やコツ(単位の変換)
効果的な学習方法やコツは、主に4つです。
① 単位の関係を覚える
各単位の関係(例:1m = 100cm、1kg = 1000g、1時間 = 60分)をしっかり覚えます。
② 変換表を使う
単位の変換表を使って、変換の練習をします。
③ 文章題の読み取り練習
文章題を読み取り、必要な情報を抜き出す練習をします。
④ 単位の統一
異なる単位に注意し、そのまま計算しないようにしましょう。
今回の基礎の復習はいかがでしたか?基本的な計算や数の概念、単位の変換をしっかりと理解することで、次のステップに進む準備が整います。
次回は、小数と分数の計算について復習します。引き続きがんばりましょうね!
スライド①~④の答え↓ 答えを見る前に、各スライドの説明を読んでね💛