みなさん、こんにちは🍂
今回は、「国語の点数が安定しない」人におすすめの「精読」と「語彙強化読解プリント」をご案内します!
読めているようで、読めていない?
あなたは、「国語テスト」の点数にドッキリしたことがありますか?
読めているようで、読めていない?
この悩みをもつ中学生に見られる傾向は、「なんとなく読んでしまう」こと。
たとえば、指示語の内容をたどらずに読み進めたり、抽象語を「雰囲気」や「勘」で解釈してしまったり。
語彙力不足
その原因のひとつが、語彙力の不足です。具体的には「読み飛ばし」にもつながります。語彙力が不足していると、設問の意味が理解できなかったり、適切に答えられなかったりといった状態になります。これでは、「点数が安定」するわけがありませんね。
「理解」と「納得」の違い
たとえば、「理解」と「納得」の違いを説明できますか?どちらも「わかった」と思われがちですが、実は大きな違いがあります。

では、こちらも見てください。

このように、「わかる」という意味の言葉にも感情の違いが見えますね。「理解」を使うか「納得」を使うか、場面や感情などでも変わってきます。
語彙を増やす
文章の読解も作文も、意味を知り、使える言葉がたくさん必要です。文章の語句がわからないのに読解はできないし、作文もできません。これが「語彙」を重視する理由です。
つぎに、「語彙」「読解」「作文」にアプローチするプリントをご紹介します。
語彙強化読解プリントとは?
読書習慣、ないとどうなる?
さて、幼少期からの読書習慣があれば、語彙力や読解力は自然についていきます。そういう人は作文も得意でしょう。
では、「語彙力」や「読解力」を獲得するためには、相当長い時間が必要なのでしょうか。中学生まで読書習慣がなかったら、もうだめなのでしょうか?
読書習慣に代わるもの
次善の策はある!
ご安心ください。「次善の策あり」です。つまり、幼少期からの読書習慣がプランAだとすれば、プランBもあるのです。
始めよう「精読」
精読は、だれでもすぐに始められます。文章を注意深く読むことで「語彙力」「読解力」も獲得できます。ただし、今回は読書習慣の代わりにしたいので、「読み飛ばし」や「勘」に頼る読み方はNG。読み方を大きく変えなければなりません。
精読
精読とは、文章を注意深く、隅々までていねいに読み込むことです。「熟読」という言い方も同じ意味合いですね。主語、述語、指示語※をひとつひとつ確認しながら読み込んでいきます。読書が苦手な人にもできます。やる気次第です。
※指示語:「これ」「あれ」「それ」「どれ」などのように、前に書かれていることを指し示す働きをする言葉
このプリントは、短い文章を精読しながら、語彙力と読解力を同時に育てることを目的とした教材です。プリントの文章には読解のキーとなる「語句」があります。短い文章を精読することで語彙を増やし、同時に読解力と作文力アップを図ります。
文章に使う語句
国語学習のみならず、どの教科の学習にも「読解力」が必要です。
たとえば、数学の文章題は、問題文の読解ができなければ「式」が立ちません。そして、文章題の読解を支えているのが「数学の語彙」なのです。
それでは、どのような語彙を増やせばよいのでしょうか?ふだん使う言葉だけでは、だめなのでしょうか?
文章のジャンルにも着目
もちろん会話の言葉も大切ですが、それだけでは足りません。そこでこのプリントは、ジャンル別に分類された「重要語句」を確認したあと、短い読解文に取り組み、設問で理解が深まるようにつくられています。
語彙強化読解プリントとは
- 1回の文章はA4サイズで1枚だけ(ちょうどよい分量、書き込みしやすい)
- 文章中の主語、述語、指示語を確認しながら読む(精読)
- 語彙→文脈→読解→振り返りの流れ(流れにのって記憶定着)
- 家庭学習で取り組める(自分のペースで)
- 無料(当サイトのオリジナルだから)
こんな中学生におすすめです
国語って、何をしたらいいの?
小学校では「漢字練習や音読」が「国語」勉強の主体でした。宿題もたくさんありましたね。
でも、中学になるとそういう宿題は減ってきます。すると、国語の勉強方法がわからないと訴える子も出てきます。教科書を読んでも、あまり頭に入らないという子も。これは、どうしてでしょうか?
「語彙力不足」に気づかない
中学校の教科書では、難しい語句が増えてきます。これらの語句は、仲間内で使うような言葉ではない場合も。こうなってくると漢字練習や音読では太刀打ちできません。勘に頼ったり、読み飛ばしたりしていれば、「点数が安定しない」のも当然の成り行きです。
文章を書く機会がない
また、文章を書くことについてはどうでしょうか。
たとえば「手紙」。だれかに、「お礼」や「近況」などを伝えるときに書いたりします。手紙文も文章のジャンルのひとつです。手紙文を読むにも、そして書くにも語彙が必要です。
でも、最近は大人も手紙を書く機会が減っています。電話やメッセージアプリを使い、ふだんの言葉でやりとりすることが多いのです。
すでに、私たちは自分から求めようとしない限り、文章で使う「語彙」が増えない環境にいるのではないでしょうか。
そこで、このプリントはつぎのような中学生を想定しています。
こういう中学生にこそおすすめ
- 読書習慣がない
- 読解問題、作文が苦手
- 言葉の意味を「なんとなく」で読んでしまう
- 国語テストの点数が安定しない
- 入試に向けてとにかく語彙力をつけたい
- 学年にとらわれずに「文章」に向き合いたい
保護者の方へ:家庭での使い方
語彙力不足かもしれない
さて、保護者の方は、お子さんに思いあたる節があっても、「毎日スケジュールがいっぱい」「今からでは入試に間に合わないのでは」と不安ではないでしょうか。
なんとか要領よくできないか?
そこで、「家庭で語彙と読解をバランスよく学習できる教材を」と考えたのがこのプリントです。つぎの点を考慮しています。
- 「1日A4サイズで1枚」から始める習慣づくり(無理のない分量で)
- 知らなかった、間違えた語句は「使ってみる」ことで定着(暗記いらず)
- プリンターがあれば、いつでもできる。(都合のよい時間を活用)
- 家庭での「できたね」「前より読めてるね」といった声かけ(サポートしやすい)
- 自立・自律的な学習習慣(すべての教科への好循環)
保護者の方へ
ご家庭にプリンターがあると、お子さんの学習が一段と進めやすくなります。
必要なときに練習問題をすぐ印刷できるので、「解きたいときに解ける」環境づくりに役立ちます。
最近はコンパクトで安価なモデルも多いので、学習机の横に置けるサイズのものがおすすめです。

プリントと今後の展開
このプリントは、LINE公式「中学生の道具箱」の「今月のプリント」から入手できます。
今後は、説明文・物語文・論説文など、ジャンル別のシリーズ展開も予定しています。
また、数学プリントも学年別に提供しています。すべてご自由にお使いいただけます。
プリントは、公式LINEに登録してご利用ください。
※登録・解除はいつでもご自由です。

まとめ:語彙力はすべての教科の土台
今回は、「国語の点数が安定しない」という悩みの原因である「語彙力不足」と、その対策プリントをおすすめしました。
語彙力は、国語だけでなく、社会・理科・英語など、結局のところすべての教科に影響します。
たくさんの本を読むことは難しいかもしれませんが、A4プリント1枚程度の文章ならば、じっくり読むことができますね。「わかる」「読める」「伝えられる」――その力を、プリント1枚から少しずつ育てていきましょう。
では、また💛
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