その気持ちわかる!「もう見たくないよ…返ってきたテストなんて」
テストが返ってくると、まず目が行くのが「点数や赤ペンの文字」ですよね。「点数」をすばやくチェック、速攻で折って隠す…私もそんな感じでした。
「思ったよりできなかった」「こんなの、自分だけかな…」
そんな不安や落ち込みは、誰にでもきっとあるでしょう。でも、その不安を「安心」に変える方法があります。それが「解き直しプリント」です。
解き直しプリントって何?
みなさんは「解き直しノート」って知っていますか?すごく役立つので私もおすすめしたことがあります。「もうやっているよ~」という人もいるかも。
でも、このノート作りにはちょっとハードルがあるようです。興味があっても、やり方がわからないという声も。もうひとつ、サポートが欲しいですよね😊
そこで、もっと始めやすい「解き直しプリント」を、ご紹介することにしました。
「なに?そのプリントって」
はい、お答えしますね。
「解き直しプリント」とは、テストで間違えた問題をただやり直すのではなく、「なぜ間違えたのか」「次にどうすれば解けるのか」を自分の言葉で整理するためのプリントです。これを書くことで、つぎに何をすべきかがわかります。
「…むずかしいんじゃない?」
いいえ、「解き直しノート」のコツをプリント化したので、この「流れ」にそって1問ずつやっていけます。そのプリントは、こんな感じです。
- 1問につき、左右見開きで完結
- 間違えた問題と自分の答えを貼って、考え方や気持ちをメモ
- ノートとは違い、プリントなので作業がしやすい
- 正しい答えと気づきをまとめ、復習計画にもつながる
「不安」に気づいたら、チャンス!
テスト後に「不安」を感じる人には、自分の学習方法をふり返るチャンス到来です!むしろ、テスト後に何も感じない方が心配なくらいです。まさか、「あきらめ」の境地に至っていませんか?
返却されたテストの放置は✖
とにかく、返ってきたテストの放置は「もったいない」です。たとえ、赤ペンだらけだとしても、その文字や「まちがい」はあなたを責めているのではないです。学習の方向を定めるツールになって帰って来ただけです。
「解き直しプリント」を道しるべに
ところで、みなさんは「今は勉強が必要」「日々の学習が大切」って言われますよね。でも、思いませんか?
「どこに向かって、どのくらいすればいいの?」
そうなんです。まず、勉強や学習には、いつも「方向」が必要です。それに、「どのくらい学習すべきか」は、方向あっての話です。「中1ならば、毎日2時間」とか、時間だけを気にしてもしかたありません。
最優先にすべき学習って?
つまり、「自分を不安にさせるものを解消する」それが、最優先にすべき方向です。テストを受けたことで「不安」になったのなら、ここから始めます。間違えた問題があなたに必要な学習の方向と分量を示します。
「解き直しプリント」を使ってみませんか?
プリントの流れで「気づき」があれば、これも不安解消のヒントです。こういった気づきを意識しながら、その単元を復習しましょう。そして、復習後にもう一度、問題を解いてみましょう。不安は解消しているはずです。
もう、「解き直しプリントをやってみたい!」ですよね😊
学年別おすすめプリントと使い方
中学1年生:家庭学習の習慣化をめざして
ここがチャンス!
はじめての定期テスト返却で、点数に一喜一憂しがちな中1。小学校とは違い、もう簡単に100点や花丸はもらえません。「点数」や「評価」にショックを受けてしまう子、「まちがいを見直す」ことに抵抗を感じる子も少なくありません。でも、チャンスは今です。
このプリントでは、感情メモや納得度チェックを通して、安心して振り返る習慣づくりをサポートします。
参考:中1向け 数学解き直しプリント(一部)👉こちらをクリック
中学2年生:苦手感の払拭と思考の整理
中1ショックから、静かに自信喪失へと?
「なんとなく苦手」が積もりやすい中2。自信を失いかける前に、考え方の整理が必要です。
このプリントでは、自分の考えの流れを言葉にしていきます。言葉になった「自分の考え方」をあらためて見ることで、「苦手の正体」を見つけることができます。
参考:中2向け 数学解き直しプリント(一部)👉こちらをクリック
中学3年生:漠然とした不安の解消と入試準備
入試って3年分だよね…
高校入試が近づくにつれ、「何から復習すればいいのか分からない」状態になりがちな中3。「わかっていること」と「わからないこと」がゴチャゴチャ。これでは勉強迷子になります。これこそ「方向」が大切。単元横断的な理解と、復習計画の整理が必要です。
このプリントでは、定期テストだけでなく、中1〜中3の内容を横断した模擬テストの振り返りにも使えます。中学最後の冬休みです。学習計画にも活用して焦らずに進みましょう。
参考:中3向け 数学解き直しプリント(一部)👉こちらをクリック
保護者の方へ:家庭でできる声かけとサポート
「解き直しプリント」を効果的に使うために
テスト返却後の数日間は、子どもたちの気持ちが揺れやすい時期です。お子さんに「どうだった?」とたずねても、はっきりとした返事がないのでは。
こういう時は、お子さんと一緒に「振り返る時間」を大切にするのもよいのではないでしょうか。小学校では、よく音読や算数の宿題を見てあげましたよね。「解き直しプリント」は、まさにあんな感じです。
ぜひ、「解き直しプリント」をご活用ください。こんな「準備や声かけ」は、いかがでしょうか?
- マーカーペン、クリアファイルなどのプリント整理グッズの準備
- プリント収納整理のサポート
→ 「解き直しプリント」はお子さん専用の資料になります。お子さんが何を、どのくらい勉強すればよいかわからない時、いつでも戻って見られるように整理しておくと安心です - 「このプリント、1問だけやってみようか」と声をかける
→ 間違えた問題や答えのコピーをしたり、切り貼りしたり。一緒にするのも楽しいです - 感情メモや納得度チェックを一緒に見て、「気づき」を共有する
- 単元の復習計画を一緒に立てる🌷
🌷やる気があっても、無理な復習計画では挫折してしまいます。おうちの方がお子さんの「話し相手」になりながら計画づくりをみてあげると効果的です たとえ小さな復習計画であっても、完遂が自信になり、つぎの学習への意欲につながります
解き直しプリントの入手方法
これらのプリントは、すべて無料です。LINE「中学生の道具箱」に登録後、「今月のプリント」からご利用いただけます。
また、ご登録の方には、LINE「中学生の道具箱」から新着プリントのご案内などをいたします。もちろん、登録・解除はいつでもご自由です。安心してご利用ください。
まとめ:不安は「見える化」すると、やわらぐ
試験返却後の不安は、放っておくと「苦手」や「自信のなさ」になってしまいます。この先は、「あきらめ」しかありません。それでよいのかな…う~ん😥もったいないです。
でも、自分の考え方を見える化することで、安心と納得が生まれます。「あっ、ここがわからなかったんだ」と自分が書いたメモが教えてくれます。こうなれば、不安の正体はわかったも同然。
ご紹介したプリントは、まちがいを責めるためではありません。「つぎは、どうすればできるようになるか」を、あなたが気づくための「道具」です。
テストが返ってきたら、まずはやってみませんか?ぜひ、テスト返却後の数日間で、1問ずつ取り組んでみてください。不安が、次の一歩に変わるはずです。
では、また💛

