こんにちは!
さて、みなさんは「知りたいこと」がある時、どのようにしていますか?
たとえば、スマホで「知りたいこと」を検索すると、すぐにたくさんの「答え」が手に入るような気がします。こうなると「本を読んだり、調べたりなんてめんどう」でしょうか?
はじめに:読解力ってなに?
たとえば、スマホで「何か」を検索したら、「答えの候補」がたくさん出てきますね。
さらに最近は、AIがこれらの結果を整理、要約して、質問への「答え」を示します。このAIの作業も「読解力」を考える参考になります。
文章を整理、要約 → 読解力?

AIも日々学習してますね
会話と文章
日常の会話は、「話し言葉」を使います。「話し言葉」は、カジュアルで短いフレーズのやりとりです。そして、お互いがやりとりを重なるうちに意味がわかります。

今度、試合にでるんだ

いつ?
文章を読み解く
では「文章」は、どうでしょうか?
文章は、たとえば、会話の文章から法律の条文まで、いろいろな種類があります。ジャンルでは、「物語」「随筆」「評論」「手紙文」など、まだまだたくさんあります。
たとえば、つぎのスライドを見てください。

では、このメモを一緒に読み解いてみましょう。つぎのような内容みたいですね。
メモの内容
〇〇くんがテニスの試合に出る。〇〇さんに応援に来て欲しい。
情報:試合の日時・場所、暑さの対策
その他に、こんなことも感じました。
①メモ→ 軽い感じ。〇〇と〇〇さんは「気の置けない友人同士」?
②デビュー戦→ 特別な試合。だからこそ、〇〇さんに「来て欲しい」のかな?
③日時・場所は箇条書き→ わかりやすい。〇〇さんに「間違いなく」来て欲しいのかな?
④水分&帽子→ 気が利くね!ひょっとしたら、「暑くてもぜったい来て欲しい」ってこと?
→「〇〇くんと〇〇さんの関係性はどうなっていくの?」
少し、2人の関係を妄想気味?ですが、こんな感想もアリですよね。こんなふうに読むと楽しくなってくるし、このメモの前後の話が気になります。
このあたりは、私たちの方がAIよりもはるかに優れている点だと思うのですが😊
みなさんは、どう思いますか?
読解の手がかり
このように、「文章」はその場にいない人に向けて書くことが前提です。「会話」のようにやりとりができません。
まず、「文章」の書き手側の行動です。
①「だれが(主語)」「どうする(述語)」といった事柄の関係性を明確にする。
②事柄の背景「いつ、どこで、なにを、どのように」を適切に書く。
③書き手側の意図を伝える。
つまり、読み手側は、この3つを読み取ろうとしなければなりません。
「読解力」は、会話との違いを意識することでも変わります。

意識するって大事かも
読解力不足って?
では、よく言われる「読解力不足」ってどういうことでしょうか?
文章の意味がとれない
たとえば、物語や小説ではストーリーの流れとともに、登場人物や過去・現在・未来の出来事などが文章で描写されます。
ところが、文字を目で追うだけになってしまい「ストーリーが頭に入らない」、何かの描写や説明が続くと「話のつながりがわからない」ことがあります。これでは、読むのがイヤになってしまいます。

ちょっとあるかも…
この原因には、その文章が「難しすぎる」こともあるでしょう。また、あまりにも関心のない分野の文章も読もうという気になりません。
まず、練習段階では、自分の学年を気にしなくても大丈夫。自分が読みやすいと感じる「文章」で読み取ろうとする練習をすればよいのです。
話の筋を理解
筆者の意図を考える
それが、読解力のスタート地点です。
中学生の読解力が低下しているってホント?
最近、中学生の「読解力の低下」が話題になっています。一説には、スマホやSNSの影響で、長い文章を読む機会が減り、文章の意味を正しく理解する力が弱まっている中学生が増えているとか。本当に理解する力が弱まっているのか、それとも停滞しているだけなのか、わかりません。
その原因はともかく、ここから言えることは、読解力がないと、国語だけでなく、数学や理科の文章題、さらには英語の長文読解にも影響が出てしまう可能性があることです。
保護者の方へ
令和7年度の全国学力・学習状況調査(中学校数学)報告書(※)にも、「文章の理解力」について記述があります。よかったら、こちらの記事もご参考にしてください。
※参考資料
国立教育政策研究所
https://www.nier.go.jp/25chousakekkahoukoku/report/data/25mmath.pdf
読解力ってどう育てるの?
では、どのように読解力が育つのでしょうか?中学生では、もう伸びないのでしょうか?
「読む経験」×「考える練習」
読解力は、「読む経験」×「考える練習」で育ちます。
たとえば、言葉をたくさん知っている子は、年上と話すことが多かったり、本好きだったりします。そしてこういう子は、高い読解力を示し、作文が上手です。
この点に、もう一度、注目しませんか?
プリント教材の良いところ
中学生は、まだまだ読解力が伸びます。そこでおすすめなのが、無料で使える読解プリント教材です。ネット上には、このようなプリントが数多くあります。
プリントの良いところは、1枚から始められること。しかも、自分のペースで始められます。本を読んだり、問題集に取り組んだりすることが苦手でも、気楽に始められます。
まず、無料のプリント教材を上手に利用して「読解力」を育てるところから。それから、どんな学習につなげていくかを考えてもいいですね。
おすすめ教材:「合同チームの夏」読解プリント
さて、今回紹介するのは、当サイトオリジナル教材「合同チームの夏」です。この教材は中学1年生~3年生までのお子さんと保護者の方にお使いいただけます。
合同チームの夏
ストーリーは、少子化で部員が足りず、隣町の中学と合同チームを組んで大会に挑む野球部が舞台です。中学生が共感しやすい「部活動」「仲間との絆」「やりきることの意味」が描かれており、読解力を育てるのにぴったりの内容です。
文章読解プリント
📄プリントの特徴
- 無料で使えるオリジナル教材
- 中学生向けの難易度で、無学年式にも対応
- 書き抜き・記述・選択問題など、入試にもつながる設問形式
- 心情理解・主題把握・要約力をバランスよく育てる構成

学年は関係ないんだね
保護者の方へ
このプリントは、お子さんがひとりで読解練習できる形式です。時間を測って取り組めば、テストの練習としてご利用いただけます。
お子さんのペースで
他方で、このプリントの使い方は、お子さん次第ともいえます。
たとえば、「読むことが苦手」「キライ」というお子さんであれば、まず、家族で一緒に問題文を読み、設問について話し合ってみる。そして慣れてきたら、解答用紙を使うといった「2段階の読解」もおすすめです。
すぐに使える
なにより、このプリントは思い立ったら印刷して、すぐにお使いいただけます。提出物ではないので、何のプレッシャーもありません。どのプリント、どの設問に取り組むか、使い方は自分が決めていいのです。
会話から「読解力」へ
お子さんに「文章の意味がとれない」様子があれば、ぜひ、一緒に読んであげてください。親子で一緒に読んで感想を話し合うだけでも、読解力はぐんと伸びます。周りの方のサポートが「読解力」を育てます。
「読めるようになった!」「気持ちがわかるようになった!」という実感が、子どもの自信につながります。
こんな方におすすめ
- 読解力に不安がある中学生
- 自分ペースの学習に興味がある方
- 高校入試に向けて国語力を伸ばしたい方
- 家庭で使える無料プリント教材を探している保護者
- 部活動や仲間との関係に興味がある中学生
📌ご家庭にプリンターがあると、お子さんの学習が一段と進めやすくなります。
必要なときに練習問題をすぐ印刷できるので、「解きたいときに解ける」環境づくりに役立ちます。
最近はコンパクトで安価なモデルも多いので、学習机の横に置けるサイズのものがおすすめです。
🖨️家庭用プリンター
Amazonで見る(PR)
プリントの入手方法
オリジナル教材「合同チームの夏」は、公式LINE「中学生の道具箱」からご利用いただけます。
下のボタン、または、QRコードを読み取って登録してください。
※LINE登録・解除は、いつでも自由です。



どのプリントも無料でお使いいただけます
※公式LINEの詳細は、こちらの記事もご覧ください。
おわりに
「読むことが楽しい」「わかるって嬉しい」という体験があれば、確実に力になります。オリジナルプリント教材:「合同チームの夏」は、そんな第一歩を支えます。
ぜひ、今日から読解力アップの習慣を始めてみませんか?
では、また💛