― 無料プリントで「読める感」を体験し、次の学習へ ―
中学生が「評論文が苦手」と感じるのは、とても自然なことです。評論文は、文章が長く、抽象的で、日常では使わない語句が多いことが特徴です。そのため、最初の段階でつまずきやすい単元ともいえます。
しかし、これはお子さんに「読解力が不足しているから」とはいえません。そもそも「評論文に触れる機会が少ない」ことが原因です。
したがって、正しいステップで練習すれば、誰でも読めるようになります。
本記事では、苦手の正体と、今日から家庭でできる克服ステップをご紹介します。
まずは無料プリントで「読める感」を体験し、次の学習につなげていきましょう。
「評論文が苦手」は、お子さんのせいではありません
評論文は、具体例が少なく抽象度が高いのが特徴です。そのため、子どもたちが「何を言っているのか分からない」と感じやすい文章です。
さらに、普段の生活では触れない語句が多いことも「読めない、意味がわからない」という気分に影響しています。生活では、読み方を知る機会さえも、ほとんどないかもしれません。
つまり、苦手意識は、本人の能力の問題ではなく「経験不足」によるものと考える方がよいといえます。ですから、お子さん自身を責める必要はまったくありません。
むしろ、だれもが同じところで困る「評論文」は、少しのサポートで大きく育つ「伸びしろの多い単元」といえます。
つまり、正しい順序で学べば、必ず読めるようになるのです。
👉こちらの記事「中学生が評論文を読めない本当の理由|苦手は「能力不足」ではありません」でまとめています。
苦手の正体は「抽象・語彙・論理」の3つ
お子さんが「評論文は嫌い、難しい」と感じてしまう背景には、主に3つの要因があります。
「評論文」難しさの背景
① 抽象的でイメージしづらい内容
② 普段使わない語彙の多さ
③ 主張・理由・例の論理構造の複雑さ
この3つが重なることで、文章全体がモヤモヤとしてきます。お子さんの苦痛は、この「モヤモヤ」なのです。
しかし、逆に言えば「この3点を少しずつ補えばよいだけ」とはいえないでしょうか。全部が解消できなくても、少なくとも3点が重ならないように補う。これだけで、評論文は驚くほど読みやすくなります。
特に「語彙」と「論理の型」はコツがつかみやすく、少しの練習で身につきやすいです。もちろん、家庭学習でも十分サポートできることです。
まずは無料プリントで「読める感」を体験しよう
今の段階で「長い評論文」にいきなり挑むと、どうしても挫折しやすくなります。そこで効果的なのが、短い文で語彙と論理を確認できる無料プリントです。
まず、短文であれば取り組みへの負担が少なくなります。正解への道筋がわかりやすいので、「できた」という実感や成功体験が早く得られます。
このような「語句の意味が分かった」「主張と理由が見えるようになった」というような小さな手応えを重ねることこそが、いずれ取り組む「長文読解」への大きな一歩になります。
まずは「読める感」をつくることが、苦手克服の最短ルートです。
プリントをやると「霧が晴れる」ように読めるようになる
苦手意識を完全に払拭できなくても、語彙や論理の型を少し理解するだけで、評論文の見え方は大きく変わります。今までぼんやりしていた文章が、急に筋道立って読めるようになるのです。
「苦手じゃないかも…」
お子さんがこう思うようになれば、学習が安定します。そのためには、つぎの3つを押さえることがポイントです。
評論文のポイント
① 主張がどこか分かる
② 理由と例の違いがつかめる
③ 抽象語の意味が推測できる
これらが整うと、文章全体がスムーズに理解できるようになります。
評論文を学ぶツールは、インターネット上にたくさんあります。無料の動画やプリントが多数ありますので活用してみてはいかがでしょうか。当サイトも、記事にちなんだ内容のプリントを公開しています。
当サイトでは、お子さんの「モヤモヤ」が晴れる瞬間を見つけるお手伝いをモットーに、無料プリントを公開しています。
プリントの入手先
当サイトのプリントは、LINE「中学生の道具箱」に登録後にご利用いただけます。
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現在、数学(学年別)、文章読解、作文練習、楽しい英語読解(いずれも無学年式)のページにプリントがあり、どれも無料でご利用いただけます。家庭学習の補助や勉強の気分転換などにお使いいただければ、幸いです。
次のステップは「市販教材」で長文に挑戦
さて、プリントで「基礎」が整ったら、次は市販教材の長文に挑戦する段階です。
市販教材では、高校入試を想定した評論文の練習にも取り組むことができます。もちろん、基礎が整った段階なので、自分に合う市販教材を使いこなす力がついています。
特に評論文では、語彙と論理の型が身についていれば、どの教材でも読みやすくなります。
語彙はやるほど増えるものです。プリントから市販教材へと移行しながらも、自然に「使える言葉」が増えていきます。語彙を増やそうとしてそればかりに目を向けなくても大丈夫です。その都度、国語辞典で「調べながら、確認しながら」でも、定着させることができます。
「長文が読める」こと自体が、お子さんの語彙の定着や論理の理解がさらに深まっている証拠です。この頃には、学校のテストに直結するような変化もあるでしょう。
ここで大切なのは、「読めるようになってから長文に進む」という順番です。この流れを守るだけで、挫折しにくく、学習が安定します。
評論文が読めるようになると、世界が変わる
評論文が読めるようになると、テストの点が上がるだけでなく、社会のニュースや解説記事も理解しやすくなります。お子さんとの会話にも一段と成長を感じることでしょう。
評論文の抽象的な内容を整理し、自分の考えを持つ力は、高校・大学、そして社会に出てからも役立つ重要なスキルです。苦手だった評論文が読めるようになることは、学習の大きな転換点になるばかりか、自らの手で未来を切り開くための原動力になります。
お子さんが「分かる」「読める」という手応えを得られるよう、まずは小さな成功体験から始めてみてください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

