今回は、中学生向けに、「授業中の効果的なメモの取り方」をご紹介します。
みなさんも、授業中にどんどんメモを取り、成績アップにつなげてくださいね。
【中学生向け】授業中の効果的なメモの取り方
授業メモとその活用例
まず、授業中によくメモを取る、A君の「明治維新のメモ」の表を見てください。
A君は、自宅でこのメモを見返しました。そして、メモの整理をしながら、書き留めた質問について参考書で調べてみました。そうすることで、A君は、「明治維新の概要とその重要性」がよくわかりました。
なお、A君は、授業のメモを「メモ用のノート」に書いています。このノートに新たな質問を追加したり、定期試験前に見たりして、高校受験が終わるまで使います。
明治維新のメモだよ
A君のメモ | |
1 キーワード | 明治維新、幕末、幕藩体制、大政奉還、王政復古の大号令 |
2 話題の要点 | 幕藩体制が打倒され、天皇を頂点とした中央集権統一国家が形成 |
3 図やグラフを描く | 幕末~明治時代初期の主な事件を書き、発生順に矢印でつないだ |
4 自分の言葉で書く | 「幕藩体制が終わった。天皇が頂点の、新しい体制が始まった」 |
5 質問を書き留める | 「明治維新によって社会はどのように変わったのか?」 |
授業中に何をメモすべきか
メモの取り方にポイントがあるのかな
「授業中に何をメモすべきか」について、A君のメモを振り返りポイントを確認しましょう。
キーワード
まずは、先生が強調して言った言葉や、新しく出てきた単語、人名、日付などを短い言葉でメモしましょう。これらは、その授業の重要なキーワードです。
解説:A君のメモでは、「明治維新」「幕末」などの短いキーワードです。
話題の要点
話題の要点としては、新しい話題や、先生が「ここが重要」などと強調したり、繰り返し説明したりした話題の要点が大切です。これらの要点をメモしましょう。これにより、復習時に、その授業の主な要点を思い出すことができます。
解説:A君のメモ「幕藩体制が打倒され、天皇を頂点とした中央集権統一国家が形成」というフレーズがその授業の話題(明治維新について)の要点です。
図やグラフ、記号
できるだけ、図やグラフ、矢印などの記号をメモに描きましょう。これにより、話題の関連性や流れをつかむことができます。
解説:A君は幕末~明治時代初期の主な事件をメモし、さらに、これらを発生順に矢印でつなぎました。
自分の言葉で書く
メモを取る際は、先生の言葉をそのまま書くよりも、自分の言葉でその話題について書くほうが、記憶に残ります。これにより、自分自身でその話題を考えるので、より理解することができます。
解説:A君のメモ「幕藩体制が終わった。天皇が頂点の、新しい体制が始まった」これは、先生の説明を聞いたA君が、自分の言葉でまとめてメモしました。
質問を書き留める
メモに書き留める質問とは、授業中に理解できなかった部分や、後で調べたいことです。このような質問をメモに書き留めましょう。これにより、今の自分が分からないこと、何をさらに学ぶべきなのかがはっきりとします。
解説:A君は、先生の説明を聞いて「明治維新によって社会はどのように変わったのか?」という疑問をもちました。そして、家で調べるためのメモをしました。
メモの整理と復習
授業後は、メモを見直し、整理しましょう。このメモの整理をすることで、授業の話題を長期間、記憶することができます。また、この作業は、次の授業に向けた準備や定期試験対策につながります。そして、定期試験後に行う「解き直し」にも大活躍します。
もちろん、高校受験の勉強の際に、このメモを振り返りながら、問題集に取り組むとよいですね。
【中学生向け】授業メモの道具や特徴
授業中に使うメモの道具とは
次に、中学生向けの授業メモの道具や特徴を見ましょう。つまり、授業のじゃまにならず、使いやすいもの、といった検討をしましょう。
メモの道具 | 特徴 |
ノート | A4サイズよりも一回り小さいB5サイズが持ち運びやすい。また、もっと小さいA5サイズがよい場合もある。罫線は科目ごとに違う。数学:方眼ノート(グラフを描きやすい)など |
ボールペン/シャープペン | 書きやすさを重視、自分に合うもの。色々な色を用意しておくと、重要なポイントを色分けできて便利。 |
蛍光ペン | 大切な部分を強調する。色を変えることで、さらに話題を分類できる。 |
付箋紙 | ノートの整理、追加や話題の強調の時に非常に便利。 |
【中学生向け】文房具
ここで、管理人ことりが「役に立ちそう💛」と思う、中学生向けの文房具をご紹介します。
一般的な文房具店やオンラインショップで購入することができます。文房具選びも学習の一部と考え、お父さんやお母さんと楽しんで選ぶのもよいですね。
文房具をみるって本当に楽しいですね
ノート
コクヨ「キャンパスノート」:さまざまな罫線やサイズが選べます。また、カバーデザインも豊富です。同じく「ソフトリングノート」もリング部分がソフトで手が痛くなりません。両者とも書きやすさと持ち運びやすさを兼ね備えています。
蛍光ペン
ゼブラ社「マイルドライナー」:この蛍光ペンは、落ち着いた色合いが特徴です。ソフトな色付けで、長時間の学習でも目が疲れにくいです。また、細かい部分の強調や、広範囲の色付けができます。
付箋紙(ふせんし)
3M ポスト・イット:みなさんが知ってる付箋紙ですね。粘着力が強く、何度も貼り直しができます。色のバリエーションが豊富で、サイズも様々なので、用途に合わせて選べます。
Shinkito 大きな透明ふせん:文書の上に貼っても下の文字が見えるのが特徴です。ノートや教科書の重要な部分に貼り、直接メモを取ることができます。
コクヨ「キャンパス まとめがはかどるノートふせん」:ノートと一緒に使うための付箋紙で、ドット入り罫線のものなど、多くのタイプから選べます。
【送料無料】Shinkito 透明ふせん 大きな透明付箋 75*75mm 50枚*6冊 教科書に書き込める付箋 キレイに剥がせ 繰り返し使用可能 |
【中学生向け】授業中の効果的なメモの取り方 まとめ
以上が、「中学生向け:授業中に効果的にメモを取る方法」です。このように、せっかく授業に集中して書いたメモです。書いたメモを放置したら、本当にもったいないです。
また、授業メモの魅力は、「メモ整理=復習」であることです。さらに、このメモ整理から発展的な学習もできます。それに加えて「メモ整理」のような作業を伴う学習は、記憶に残りやすいという長所があります。授業メモには良いことが多いです。
学習は一歩一歩の積み重ねです。お気に入りの道具を見つけて、授業中にどんどんメモを取りましょう。
ご感想をお寄せください。みなさんの大好きな文房具についても教えてくださいね。