はじめに
みなさんは「なんとなく国語が苦手」「どう言えばよいかわからない」そんな悩みはありませんか?映像で伝わる情報だけでなく、文字を読む力や表現する力をつけることは、学校生活や将来にとってとても大切ですよね。
今回は、とても読みやすい中学生・高校生向けの新聞(以下、中高生新聞)を活用して楽しく読解力や表現力を鍛えるアイデアを紹介します。
どうして国語力不足が問題なの?
さて、みなさんはつぎのような経験がありませんか?もし、「これ、あった…」と思ったら、この記事をぜひ最後まで読んでみてくださいね。
国語力不足が招く状況
① 授業中にピンチ!
先生に「この文章の登場人物がどう感じているか説明して」と言われ、頭が真っ白になり黙り込んでしまった。
② 日常生活「あれ!どうしてこうなるの?」
ゲームのルールを読まないで進めたら、アイテムを無駄に使ってしまった。
③ テストの得点が低い
問題文が長くて何を答えればいいのかわからなくなった。時間が足りなくなり最後の問題までできなかった。
④ 自分の感情をどう言えばいいかわからない
友達に感想を聞かれたが、「とにかく楽しい!」としか言えず気まずい空気になった。

うん、いくつかある
こういう感じだと授業での参加意欲は低下するし、文字を読まずに行動して失敗しやすいかもしれませんね。また、定期テストではどの科目にも影響がありそうです。
それに、自分の考えや感情を的確に伝えることが苦手だと、ついイライラしてしまうことも。このために家族や友達関係が危うくなったら、それこそ大変です。
中高生新聞を読むことで得られるメリット
しかし、まだ、大丈夫です。中高生には、国語力の改善方法がいくらでもあります。そのひとつに、中高生新聞を読むという方法があります。
毎日届く新聞ではない
中高生新聞は、読者層である中学生・高校生向きに記事を工夫したとても読みやすい新聞で、週1回などの頻度で発行しています。
中高生の国語力アップに効果的なだけでなく、トレンドや興味といった「中高生のいま」をとらえているので、メイン読者ではない層、例えば、親世代にとっても興味深い内容です。むしろ、おうちの方が熱心に読んでいるご家庭があるくらいです。
つぎに、中高生新聞の具体的なメリットをあげていきましょう。
興味のあるテーマが毎日読める
まず、文章を読むにしても、スポーツ、エンタメ、科学など好きなジャンルの記事を選ぶことで、毎日楽しく学べます。もちろん、小説のようにストーリーがあるものも、ひとつの選択肢です。
でもストーリーを追う以上、小説には、ある程度まとまった時間が必要です。それに毎日読む分量の調節が難しいかもしれません。
その点、中高生新聞は「中高生にピッタリ合う」のではないでしょうか。
記事が絵や写真と文章の組み合わせでわかりやすい
さらに、記事に含まれる写真などが理解を助けるという点も見逃せません。
文章への苦手感・文字を読むのが苦痛
新聞記事には、迫力ある写真やわかりやすいグラフ・図が含まれています。文章を理解するうえで大きな助けになり、途中で挫折することがありません。
多くの文章に「意見」や「理由」が書かれている
中高生新聞おすすめ・一番のメリット
新聞記事には、とてもわかりやすい形で「意見」や「理由」が書かれています。ですから、これらを読むだけで自然に「考える力」や「要約する力」が身についてきます。
つまり、読解力と表現力を同時に向上させているわけです。これは、国語の記述問題や面接対策にも役立ちますね。

ここ、ポイントだよね

意見や理由の表現もお手本にするといいね
苦手でも楽しめる読むコツとアイデア
つぎに、中高生新聞を楽しく読み続けるコツやアイデアをご紹介しますね。
短い記事からスタート
まず、見出しだけをザっと見て、興味があるジャンルの小さな記事を選びましょう。とにかく、毎日1記事だけを読めばOKとしましょう。
お気に入りの手帳やノートに一行メモを書く
つぎに、毎日1記事を読むことに慣れてきたら記事の感想を簡単にメモしましょう。実は、これが超おすすめのコツなんです。
例えば、お気に入りの手帳などに、記事の感想を短く一行書くだけでもOKです。気分でイラストを描いたりマークをつけたりしても楽しいので、むしろこのメモが新聞を読む楽しみになってしまう人、続出なんです。

記事の言葉をコレクションする
さらに、記事には初めて見る言葉や表現がでてくると思います。その時は、まずその部分に印をつけておきましょう。そして、意味を調べて簡単にメモしておくと語彙力がアップします。
語彙力というのは、その年代の人にとって適切な量と質の言葉を使う力のことです。国語力不足とは、この語彙力が足りないことでもあります。ですから、中高生新聞の記事を利用して、どんどん言葉をコレクションしましょう。
家族や友達に面白かった記事を話す
また、読んだ記事についてだれかと話すことも大切です。面白かった記事を話題にして自分なりに意見と理由も言ってみましょう。だれかと意見交換することで、ますます理解が深まり、会話力もグッと向上します。もう、意見が言えずに黙ってしまったり、会話中に微妙な空気が漂ったりしませんね。
文字から情報を読む力がなぜ重要なの?
さて、それでも「文章は苦手」「映像の方がわかる」と思う人がいるかもしれませんね。
つぎに、新聞記事を読み続けることでどのような効果が期待できるのかをご紹介します。
「見る」だけでは得られない深い理解力
たしかに、「見る」媒体である映像は、イメージをそのまま提供してくれるので、手っ取り早く物事が理解できるような気がします。でも私たちには、文字からイメージして深く考える力があります。
例えば、昔の人が書いた文字から、その時代の人々の暮らしや考え方をイメージして学問として深めてきました。
このように文章を読むことで、私たちがもともと持っているこの力をもっと鍛えることができます。
ニュアンスを読み取る力が育つ
さらに私たちには、映像でも補えない微妙な感情や意図があります。これらはとても繊細なものですが、多くの文章を読むことでその行間からも感じ取れるようになります。
将来への準備になる
最後に、現実的な話をしたいと思います。例えば、学校からの通知や連絡が「映像だけ」ということがあるでしょうか。また、「映像」のやりとりで全て済む未来があるでしょうか。
このように、私たちの学校や仕事では、常に文字情報で正確に表現し、状況などを理解することで成り立っています。
文章の読解力や表現力が必要
その点、新聞記事はだれが読んでも誤解しない表現で書かれています。ですから、新聞記事を読み続けることで自然に手本となり、文章の読解力や表現力を磨くこと期待できますね。
これは、将来、どのような分野に進んだとしても必要な力です。
まとめ
中高生新聞は、国語が苦手な中学生でも楽しく読解力や表現力を伸ばせるツールです。好きな記事を選んで読むだけで自然に力がついてきます。さっそく新聞を活用して、自分のペースで国語力を磨いてみませんか? では、また💛