みなさん、こんにちは! 今回のテーマは、比例と反比例の関数やグラフの描き方・読み取り方です。このテーマは、中学の数学ではとても大切です。みんなでやってみましょう。
中学生はもちろん、小学生も大歓迎!一緒にグラフを描きましょう💛

これも楽しいよ

方眼ノートと定規があるといいですね
なぜ比例と反比例が大切なの?
まず、「比例や反比例がどうして大切か」を説明します。つぎに、グラフの例題をやってみましょう。
数学の基本だから
比例と反比例は、数学の基本的な考え方で算数から続く重要な知識です。
この学習で、中2、中3の複雑な問題に取り組むための「考え方の土台づくり」ができます。

比例と反比例!やるなあ!
日常生活で使うから
比例と反比例は、日常生活でよく使われる知識です。
例えば、速さと時間の関係や、面積と辺の長さの関係など、いろんな場面で役立っています。
また、高校入試でもよく出題されますね。

これも気になるね
グラフが描けるようになるから
比例と反比例のグラフは描き方が簡単です。
だから、グラフを描く練習にぴったりです。グラフが素早く描けるようになると、例えば「統計やデータの活用」の単元の学習もどんどんデータが整理できます。データに合うグラフを選んで描けば、うまく説明できますね。
考える力が育つから
さいごは、数学の問題解決力との関係です。テストでは、問題の解き方がわからないと困ります。でも、少し考えれば、どんな問題にも必ず解くための糸口があります。
この糸口になるのが、比例や反比例などの基本知識です。
つまり、「考える力」とは、問題解決の糸口を見つけだす力ということですね。
比例のグラフの描き方
では、比例の関数について学びましょう。比例の関数の式は、次のような形をしています。
y = kx (k は比例定数)
つぎに、例題を使って、具体的にグラフを描いてみましょう。
比例のグラフ
例題1 : 比例のグラフ
関数 y = 2x のグラフを描きます。次の点をプロットして、直線をひいてください。
x = 0 のとき y = 0 、x = 1 のとき y = 2、 x = 2 のとき y = 4 、x = 3 のとき y = 6
グラフの描き方
① 方眼ノートに、縦軸(y軸)と横軸(x軸)を描く。
② 問題で与えられた4つの点を見つけ、プロットする。
③ 4点に定規を当て、全部の点を通る直線をひく。
下の図のようなグラフが描ければ正解です。
比例のグラフは、直線になります。
この直線上には y=2x の点がたくさんあり、これがつながって直線に見えているんですよ。
今はグラフの形がわかれば大丈夫。描けなかった人は、下の図をまねっこしてください。

反比例のグラフの描き方
次に、反比例の関数について学びましょう。反比例の関数の式は、次のような形をしています。
y = k/x (k は反比例定数)
( xy = k と表してもOK)
つぎに、例題を使ってグラフを描いてみましょう。
反比例のグラフ
例題2 : 反比例のグラフ
関数 y = 6/x のグラフを描きます。次の点をプロットして、曲線を引いてください。
x = 1 のとき y = 6 、x = 2 のとき y = 3、 x = 3 のとき y = 2、x = 6 のとき y = 1
下の図のようなグラフになります。
反比例グラフの特徴は、曲線になることです。
点と点を直線でつなぐとカクカクとします。できるだけ滑らかにつなぎましょう。
曲線を延長すると、その先はどんどん縦軸と横軸に近づきます。
しかし、限りなく近づくだけです。曲線の先端は、x軸、y 軸まで到達しません。
また、反比例のグラフが原点(0,0)を通ることはありません。

比例と反比例のグラフも、似ている問題を探して描いてみてね。
比例と反比例の読み取り
最後に、比例と反比例のグラフの読み取り方を覚えましょう。
グラフの目盛りから、関数の式が求められます。
例題1と2では関数の式からグラフを描きましたね。
つまり、その逆だって出来るということです。
関数の式からグラフが描けるし、グラフから関数の式を求めることもできる。
グラフの読み取り
例題3 : グラフの読み取り
次のグラフを見て関数の式を求めましょう。グラフは原点を通り、点 (3, 9) を通ります。
ヒント
① 原点(0,0)を通る。 → 原点を通る関数は?その式は?
② 原点と点(3,9)をつなぐ。→ グラフの形は?
③ 式をどう表すか。点(3,9)を関数の式に代入し、定数を求めよう。

答えは、こちらです。
まとめ
今回のテーマ「比例と反比例の関数」は数学の基本の知識です。しっかりと覚えましょう。
また、グラフの描き方や読み取り方のコツをつかんだら、忘れないうちに似ている問題を解いてみてください。例題と同じように、スラスラっとできればOKです!
もし、間違えた場合でも焦らないで大丈夫。その時は、落ち着いて基本事項から見直し、間違えた原因を突き止めましょう。
それに、間違えた問題こそ、すごく役に立ちます。このような問題を解き直しノートに集めておけば、週末や試験前に効率よく復習できます。
解き直しノートについては、別の回で紹介しますね。
では、また💛
例題3の答え:y=3x