今日は、「中学英語のリスニングが苦手」という中学生のための苦手克服の勉強法をご紹介します。
この方法は予習のついでにします。毎日忙しい中学生にぴったりな勉強法なので、ぜひ、やってみてくださいね。
英語が聞き取れないから、苦手?
「ちっとも英語が聞き取れない」「英語なんてムリ」「英語嫌いになりそう」
リスニング試験は本当にドキドキしますね。「英語嫌い」さんは「リスニング苦手」さんが多いようです。でも、聞き方を変えて、耳が英語に慣れたらどうでしょう。
どうやってリスニング力をあげるか
それには、使い慣れた教科書が役立ちます。だから、予習のついでにできます。
教科書(テキスト)の音声教材で苦手克服
中学英語の教科書には、専用の音声教材が掲載されています。この教材は、QRコードで示されていますのでスマホなどで読み取り、音声を聞くことができます。
教科書の音声教材は、長くても3分間程度の音声です。これを予習のついでに集中して聞きます。
家で聞くのは気軽だな
リスニングってどうやってするの? 聞こえるの?
私たちは、日本語ならば無意識でも聞こえますが、英語は無意識では聞こえません。ですから、意識的に英語を聞くことが大切です。
ところで、日本語の「KU(ク)」は「K(ク)U(ウ)」です。「ク」を伸ばして言ってみるとわかりますが、「ク」には母音の「U(ウ)」が聞こえます。これが日本語の特徴です。文字ごとに母音の響きがはっきりと聞こえます。でも、この発音で英語を言うと、日本人以外には通じないことがあります。
例えば、世界的に有名なファストフードの店名である、「〇〇ド〇〇ド」とカタカナで言っても、日本人以外には全く通じないでしょう。
さらに、問題なのは、自分がカタカナ発音をしている限り、英語を聞き取ることもできません。つまり、英語は聞こえるとおりに発音しない限り「言う」「聞く」両方ともうまくいきません。
「リスニングが苦手」なのは、「カタカナの耳で聞くから」です。
耳慣れリスニングをしよう
耳が慣れるまで、テキストを見ないで音声を聞くことが大切
例えば「t」は子音で、「t」単独ではよく聞き取れません。末尾に「t」がある単語では、その次の単語の先頭の母音とくっついて発音され、別の音に聞こえることもあります。
このように、耳が英語に慣れていないと聞くことができないので耳のトレーニングが必要です。
教科書の音声教材は一つがせいぜい1~3分間です。予習のついでに耳慣れするまで聞きましょう。
ヘッドホン・イヤホンを使って集中的にリスニング
耳慣れするよいグッズとして、ヘッドホンやイヤホンをあげたいと思います。耳慣れするまでは、他の音に気を取られずに英語を聞きたいからです。
ヘッドホンやイヤホンを使うと、音声に集中できます。英語の発声、息づかい、強弱をしっかりと聞きましょう。聞き取れない部分があったら再生スピードを落として聞いてください。
良好な音質のヘッドホンやイヤホンを使い、音声に集中して聞くと効果的にリスニングできます。いろいろなタイプのものがありますから、自分に合うものを見つけてくださいね。
ヘッドホンのおすすめ イヤホンのおすすめリスニングしながら、テキストを目で追う
英語に耳が慣れたら、次はテキストを目で追いながら音声を聞きましょう。今度はどのように聞こえますか。もう、カタカナみたいには聞こえないはずです。
音声を聞きながらテキストを目で追うと、文字と発音の関係がわかってきます。単語と単語の音のつながりも耳から理解できます。
英語、聞こえてきたかも
発音に自信がもてるかな
そうそう
カタカナ英語じゃないから発音もバッチリ
リスニングのとおりに音声をまねる
次は、聞こえたとおりに英文を言ってみましょう。恥ずかしがらずに、「音声の人物」になりきってください。音声を聞きながら、まねて話してください。「そっくりさん」になりきり録音し、自分で聞いてみるのもいいですね。
まねが上手な人はますます発音が良くなりますし、もっと英語が聞こえるようになります。もう、英語の苦手克服です。
これは、リスニング力だけでなくスピーキング力も向上する方法です。
「そっくりさん」になりきるぞ
まとめ
リスニングのポイント
1 数分程度の音声資材(教科書QRコードなど)を繰り返し聞く。
2 良質な音質のヘッドホン・イヤホンを使い、集中して聞く。
3 息づかい、強弱に注意して聞く。まねをする。
4 「そっくりさん」になりきる。
ぜひ、試してくださいね。「やってみたよ」「わたしの勉強法」などの体験談もきかせてね。
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