こんにちは!今回は、中3の数学でよく登場する「変化の割合」について解説します。
ところで、「変化の割合」って何かモヤっとしませんか?
「公式は覚えたけど、なんでそうなるの?」「曲線の変化の割合って…?」と、思っていませんか?
この記事のつまずきポイントの解説+例題のステップ解説で、苦手をスッキリ解消していきましょう!
✅この記事でわかること
「変化の割合」ってどんな意味?
どこでつまずきやすいの?
基礎と標準レベルの例題を一緒に解いてみよう!
「変化の割合」ってどんな意味?
まず、数学でいう「変化の割合」を、簡単におさらいしましょう。
「 x がどれだけ増えたときに、y が平均してどれだけ増えたかを表す数字です。」
あ~たしかに、これでは、モヤ~っとした気持ちになりますね…😒
それでは、まず「変化の割合」の公式を見て、それから考えることにしましょう。
変化の割合= y の増加量 / x の増加量
?あれ??この公式は、一次関数で見たことがありますね。
そうなんです!一次関数の「変化の割合」は、グラフ上で直線の傾きを表していました。実は、二次関数の「変化の割合」も同じ公式を用いて計算します。
「???でも、二次関数のグラフって直線じゃないよね!」
そうです。でも、その結果の意味合いに違いがあります。
結論:二次関数の変化の割合は「一定にならない」

なんか変だと思ってたんだよね

では、例題で確かめてみようね
まず、ここまでを整理しておきましょう。
変化の割合= y の増加量 / x の増加量(これは、覚えましょう!)
変化の割合は、一次関数も二次関数も同じ公式を用いて計算する。
中学生がつまずきやすい5つのポイント
さて、「変化の割合が苦手」とはいっても、その原因はいろいろですよね。
そこで、つぎの表で自分の苦手を発見してみませんか?1つかもしれないし、2つ3つ当てはまるかもしれません。苦手の原因を知り、正しく対策することが大切です。😊

まず、こうした「つまずき」を解消するには、例題で考え方の流れを身につけるのが一番です!
【基礎レベル】例題で基本の流れを確認しよう!
🔰 例題1
関数 y = 2x² において、xが 1 から 3 に増加するときの変化の割合を求めなさい。
ヒント:「変化の割合」の求め方は?
✅ 3ステップ解説
Step 1:x の増加量を求める: 増加量は「後 – 前」で計算!
x が 1 から 3 に増加するから、
3 – 1 = 2
Step 2:y の値を求める : 2乗の計算を忘れずに!(1²や3²)
x = 1 のとき → y = 2×1² = 2
x = 3 のとき → y = 2×3² = 18
y の増加量 → 18 – 2 = 16
Step 3:公式に当てはめる
変化の割合= 16 / 2 = 8
✅ 答え:8
🔍 ポイントの図説

【標準レベル】小数や大きな数もこわくない!
✍ 例題2
関数 y = 0.5 x² において、x が 2 から 5 に変化するときの変化の割合を求めなさい。
ヒント:小数が含まれていても考え方は同じ。
✅ 3ステップ解説
Step 1:x の増加量 : x が 2 から 5 に変化する
5 – 2 = 3
Step 2:yの増加量 : 小数が出ても、式を書いて丁寧に計算すれば大丈夫!
x = 2 のとき → y= 0.5×2² = 2
x = 5 のとき → y= 0.5×5² = 12.5
y の増加量 →12.5 – 2 = 10.5
Step 3:公式に当てはめる
変化の割合=10.5 / 3 = 3.5
✅ 答え:3.5
🔍 ポイントの図説

【イメージで理解】放物線と直線のちがい
さて、「曲がっている二次関数(放物線)の『変化の割合』なんてイメージできないよ」って思いこんでいた人も、この例題で納得できましたか?
つまり、二次関数の「変化の割合」は、ある2点間を直線で結んだときの傾きです。また、別の区間で計算すれば、「変化の割合」は違う値になります。
ここで、もう一度グラフを見て、二次関数の変化の割合のイメージをガッチリつかんでね!
まとめ
それでは、「変化の割合」をまとめておきましょう。
- 「変化の割合」は、 x と y の「平均的な変化の比」を表している。
- 公式はシンプル。でも、計算や順番には注意しよう。
- 二次関数も考え方は同じ。ある点と点を直線でつなぎ意識することでスッキリ理解できる。
🎁おまけ:勉強のコツ
- 手を動かして、計算やグラフを書いてみる。(これがいちばんわかる!)
- まずは「変化の割合」など、用語の意味をつかむ。(今回の内容だよ😊)
- 間違えたときがチャンス!「どこでつまずいたか」をチェックしよう!(表をみてね!)
- 調子が出てきたら、たくさん練習するのが上達のコツ!
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📚 次回予告
さて、次回は、入試でよく見かける「グラフと平均の変化」の読み取り問題に取り組んでみましょう。グラフの図解を使いながらやさしく解説します。数学が苦手でも「図で見て納得できる」内容です。
お楽しみに! では、また💛



