こんにちは!今回は、「平方根」を簡単に説明します。「平方根」がほんとうに苦手な人、√記号が嫌いな人のための限定回です。ぜひ、見てね!
はじめに:身近なところにある「平方根」
さて、生活では、ある広さから、縦・横の長さを割り出すことがあります。例えば、「この部屋の広さは〇〇平方メートル、形は正方形」という情報を聞いたとします。ここから、「この部屋の縦・横って、何メートルだろうか」と考える場合です。
この時に、平方根の考え方が出てきます。
つまり、ここには「正方形の一辺の長さは、その面積の平方根」という関係があります。これは、計算できるのでつぎの章でやってみましょう。
まずは、「折り紙」などの身近な正方形を思い浮かべて、先に進みましょう。
もっとわかりやすく、平方根:正方形の計算をしよう
それでは、一辺の長さが10cmの正方形の面積を計算しましょう。
計算式:10×10=10²(cm²)
答えは、10²(cm²)です。ここでは、10²と単位のcm²にも注目してください。正方形では、同じ数を2回掛け算(2乗)していることがわかります。
今度は、面積が9cm²の正方形の一辺の長さはわかりますか?
計算式:9=3×3
答えは、一辺が3cmです。これは、掛け算九九を知っているのでパッとわかりましたね。この一辺の単位は「cm」です。
それでは、面積が5cm²の正方形の、「一辺の長さ」はどうなりますか?
計算式:5=?×?
残念!掛け算九九では、思いつきません。このように、正方形には一辺が整数ではない正方形もあります。むしろ、こちらの方が圧倒的に多いのです。
そこで、「平方根」の登場です。
例えば、面積が 5cm²の正方形の一辺は、√記号を使って計算すれば、解決できます。
計算:5=√5×√5
√5の読み方は、「ルート5」です。これを「5の平方根」ともいいます。
※ ところで、「5の平方根」は2つあり、「+√5」と「-√5」です。なぜなら、負の数×負の数も正の数です。しかし、正方形の辺は負の数になりません。そのため、図形の場合、負の平方根を除いています。
※+√は、通常、√と表し、+記号は省略されます。
平方根は「簡単に」
それでは、ここまでの知識をまとめましょう。
1. 平方根は、「正方形の面積からの一辺の長さ」で理解するとよい。
2. ある数に√記号をつければ、その数の平方根を意味する。
3. 例えば、9(整数の2乗)の平方根は、√9からさらに簡単な形に。
例:√9(=√3²)=3
4. 例えば、5(整数の2乗ではない)の平方根は、√のまま扱う。例:√2、√3、√7…他
折り紙で体験!一緒に平方根を見つけよう!
さて、これで平方根の知識がまとまったので、実際に折り紙をイメージしながら体験しましょう。
図形で平方根!:折り紙の一辺

これで、折り紙の面積から一辺の長さと、平方根の計算方法がわかりました。
三平方の定理にも平方根!:折り紙を半分に折る
つぎに、この折り紙を対角線で折りましょう。これもイメージが大切ですよ。きれいな直角二等辺三角形ができますよね。

解説
さて、正方形を三角になるように半分に折ると、折り目は元の正方形の対角線になります。正方形の一辺の長さを a とすると、対角線の長さ Lは、三平方の定理より以下の関係になります。
L ²= a² + a²=2a²
では、Lを求めます。2乗の数からの元の数を求める計算は、あの「正方形の面積からの一辺の長さ」と同じです。ただし、この問題では、√の中身が、2a²の点が、正方形の場合とは異なります。
この場合は、a²の、aだけが√記号の外に出る形にまとめます。
よって、L=√2a
この正方形の一辺の長さ(a)は 7cm なので、新しくできた折り目の長さ(対角線の長さ)は、L= 7√2 (cm)です。

ところで、√2って、どんな数だろう

√2は、およそ1.414ですよ
さて、つぎは、練習問題に入ります。
練習問題に入る前に少し休憩しませんか?飲み物を飲んだり、ストレッチしたりしてリラックスしましょう。休憩をうまくとるのも学習を続けるコツですね。
平方根入門:練習問題にチャレンジ!
それでは、平方根の問題を練習しましょう。 単位まで答えてね!
レベル1 次の数の平方根を求めなさい。
① 25
② 81
③ 100
レベル2 次の面積を持つ正方形の一辺の長さを求めなさい。
① 36 cm²
② 64 m²
レベル3 一辺の長さが 5cm の正方形の対角線の長さを求めなさい。
答えは、こちら
平方根の仲間たち : 覚えたら、便利「およその数」「近似値」
さて、ここで平方根の仲間を紹介します。
平方根の近似値
まず、「平方根の近似値」です。例えば、√5のような数は分数にできない数で「無理数」とよばれます。
ちなみに、有名な「無理数」には、円周率「π(3.14159…)」があり、およそ「3.14」がよく用いられます。つまり、無限に数字が続いてしまう数です。そこで平方根の計算では、最後におよその数にすることがあります。
例えば、√2や√3には「近似値」という仲間がいます。有名な仲間には、覚え方の語呂合わせもあるんですよ。この近似値は、計算の仕上げに使うことがあります。(計算の途中では、煩雑になるので使いません)
√2の近似値:およそ1.414 (一夜一夜に人見頃:ひとよひとよにひとみごろ)
√3の近似値:およそ1.732(人並みにおごれや:ひとなみにおごれや)
√5の近似値:およそ2.236 (富士山麓オウム鳴く:ふじさんろくおうむなく)
例えば「2√2」は「2.828」となり、「2.8」付近の数だとわかります。

試験ではどうするの?
例えば、問題文に「√2は1.41として計算しなさい」などと指定されます。つまり、何桁も覚える必要はありません。
平方根の大小って?
また、√3と√5では、どちらの平方根が大きいでしょうか。これは、近似値を知らなくても直感的にわかります。平方根のイメージは「正方形の面積からの一辺の長さ」です。面積の大きい正方形ほど一辺は長くなります。もちろん、√5 >√3 です。
日常生活での応用例
この他にも、写真の拡大縮小、建築設計などで平方根の考え方が使われています。あまり、気づかないですが「ふだんから使っている」のが実際です。
おわりに:平方根は簡単!ぜんぜん難しくない!
最後になりますが、平方根のイメージは、「正方形の面積からの一辺の長さ」です。つまり、苦手に思えた√記号も、平方根の計算が便利になる道具のひとつということ。
また、身近な正方形「折り紙」を使えば、正方形と平方根の関係がもっと具体的なイメージになります。もし、平方根の問題で困ったら「折り紙」を折ってみてもいいですね。
一番大切なことは、このイメージをもって「平方根」の問題を解くことです。
まず、計算練習、そして文章題へと進めましょう。以前とは比べ物にならないほど「平方根」への理解が深まります。
では、また💛
練習問題の答え
レベル1:①±5 ②±9 ③±10
レベル2:①6cm ②8m
レベル3:5√2cm

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