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【楽しく学ぶ数学の文章題】第4回:平方根の文章題をマスターしよう!読み解きのコツと練習問題つき

数学
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こんにちは!さて、今回は、前回に引き続き、平方根の文章題をやってみましょう。この記事を読めば、「文章題の読み解きポイント」がガッチリ!つかめます。

平方根ってどんなときに使うの?

ところで、ルートが出てくる文章題になると「難しそう…」と感じてしまうのは、どうしてでしょうか。もしかすると、見慣れない√記号のせい?

でも、「平方根」をどこで使うのかを知っていれば、√記号を見ても「ドキッ」とはしないですみますね。

例えば、次のような場面で平方根が使われています。

1. 正方形の面積から一辺の長さを求める
2. 直角三角形の辺の長さを求める(ピタゴラスの定理)
3. 距離や速さに関する問題で式を立てるとき

つまり、問題文に「正方形の面積」「直角三角形の辺」「距離や速さ」といったワードがあったら、「平方根」を取り扱うことが多い、と思ってもよさそうです。

平方根の文章題デモンストレーション

では、ウォーミングアップをかねて、基本の文章題で解き方を整理しましょう。

例題1:ある正方形の面積は64㎠です。この正方形の一辺の長さを求めなさい。

まず、解き方のステップを確認します。

解き方
ステップ1:問題文の意味を整理→整理した情報で図を描く
ステップ2:式を立てる
ステップ3:平方根を使って解く

基本の文章題

答えは、8cm²です。

これで、基本の文章題は3ステップで解けました。もう「基本の解き方」はバッチリ!

でも、別の文章題はどうなの?

いろいろな文章題も、解けるようになりたいね!

文章題の読み解きポイント3選

さて、「平方根の文章題」では、「読み方にもポイントがあるのでは?」と思いませんか?

もちろん、平方根の問題文には、いくつかの特徴があります。

ですから、「平方根」の文章題を解くときには、以下の「ポイントを意識して読む」と、グッとわかりやすくなります。

読み解きポイント3選

「ポイント読み」をさっそく試したい!

実践で使ってみよう!読み解きポイント3選

それでは、例題を読み、ポイント①~③を見つけましょう。「ポイント読み」をスタートしてください。

例題:ある長方形の面積は72㎠で、縦の長さは横の長さの3倍です。横の長さを求めなさい。

実践!読み解き ポイントはここだ!

ポイント読みのコツ

もし、例題のポイントが見つからなかったら、つぎの手順どおりに読みましょう。

  • まず、問題文を最後まで読む。
  • つぎに、最後の一文をチェックし、求めるものを確かめる。(ポイント①)
  • また、問題文の数字の関係を確かめる。(下線、図に整理)(ポイント②)
  • そして問題文のキーワード「cm²(平方センチメートル)」をチェック。(ポイント③)
  • 最後に横の長さをxとし(ポイント①)、式をたてる。(ポイント③)

問題文の読み方がわかった!

ポイント①は、式をたてるときにまた登場しましたね

計算のつづき
 3x²=72 → x² = 24 →  x = √24 = √(2²×6)= 2√6(cm)
 答え:横の長さは2√6 cm

このように、ポイントにそって問題文を読めば、数字の情報が整理されます。そして、整理された情報は図に描けますから、解き方のステップ自然に見えてきます。

練習問題(基本〜標準レベル)

では、練習してみましょう。「こちらをクリック」ボタンから、練習問題と応用問題の用紙が印刷できます。

自分用に使ってね

練習問題
問1:面積が81㎠の正方形があります。この正方形の一辺の長さを求めなさい。

問2:ある長方形の縦の長さは横の長さの2倍で、面積は98㎠です。横の長さを求めなさい。

問3:直角三角形で、2辺の長さが6cmと8cmのとき、斜辺の長さを求めなさい。

ヒント:問3のキーワードは、「直角三角形」「斜辺」→ピタゴラス(三平方)の定理

答えは、こちら

応用問題にチャレンジ!

さらに、応用問題もあります。難しく考えずに、「ポイント読み」でチャレンジしてね。

応用問題
問4:ある正方形の面積は小数で、12.25㎠です。このとき、一辺の長さを求めなさい。

問5:ある直角三角形の斜辺の長さは13cm、1つの辺の長さは5cmです。もう一方の辺の長さを求めなさい。

ヒント:問4の面積は、小数。小数を整数化する方法を考えよう。

解答とヒントは、こちら

まとめとアドバイス

最後になりますが、平方根の文章題には、いくつかのパターンがあります。ですから、数学の問題としては、むしろ解きやすいといえます。

でも、残念なことに、このパターンに気づく前に、「平方根が苦手」と思いがちです。

また、高校入試には「平方根」がよく出題されています。これも「練習しておけば、必ず得点できるから」。そう思いませんか?

まとめに、ひとこと!

文章題の最終ポイントは、「式にどう表すか」で、「そこまでをひとつひとつ丁寧に考えること」です。そして、「平方根の意味をしっかり理解すること」です。

たとえ難しそうに見えても、パターンを押さえて練習すれば確実に得意になる!それが、「平方根」です。では、また💛

答え
練習問題 : 問1:9cm 問2:7cm 問3:10cm

応用問題 
 問4:答え:3.5cm
   方程式の両辺に√100(=10)を掛けると小数が整数になる。両辺に掛けることに注意

 問5:答え:12cm
   11²=121、12²=144、13²=169、14²=196、15²=225は、覚えておくと便利

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