こんにちは!さて、今回は、二次方程式の文章題の攻略法です。二次方程式は、高校入試で最も出題される分野のひとつですが、これには、なにか理由がありそうですね。
はじめに:「文章題が苦手…」は克服できる!
ところで、こんな悩み、ありませんか?
「問題文が長くて、何を聞かれているのか分からない…」
「式を立てたいけど、どこから手をつければいいのか迷う…」
「計算はできるのに、文章題になると急に手が止まる…」

文章が長いとドキドキしちゃう
特に中学3年生の数学では、「二次方程式を使った文章題」が登場し、難易度がぐんと上がったような気がするかも。
でも、コツさえつかめば面白く、しかもスラスラ解けるようになります!
今回ご紹介するのは、【フローチャート】を使った、文章題の解き方を「見える化」する方法です。文章題の「型」や「考える順番」がひと目でわかるようになります。一緒にやっていくので、文章題が苦手な人も安心してくださいね。

フローチャートって?

なかなか面白いですよ
文章題が苦手な理由は「手順の不明確さ」
文章題が苦手な中学生に共通するのが、「何から始めたらいいか分からない」という不安ですよね。
例えば、
- 問題文の情報整理ができていない
- 文字をおく前に、何を求めるべきかが分からない
- 式を立てる段階でつまずく
これらは、実は「解く手順」が頭の中で整理できていないことが原因です。
だからこそ、フローチャートの出番です!フローチャートとは、スタートからゴールまでの流れ図です。しかも、フローチャートは、見ながら使うものです。
つまり、頭の中に「解く手順」が整理できていなくても、フローどおりに進めば、答えに到達するってことです。


やってみようよ!!!
↑↑フローチャートと練習問題プリントが印刷できます。個人の学習に使ってください。
頻出テーマ①【面積】の問題をフローチャートで解いてみよう
まず、問題文を最後まで読み、最後の一文に注目しましょう。
例題
縦の長さが横の長さの3倍で、面積が108cm²の長方形があります。縦と横の長さを求めなさい。
つぎに、フローチャートの前半を見ましょう。最後の一文によると、「縦と横の長さを求める」ので、ひとまず、横の長さの方をXにしました。さらに、図をかいてみると、もっとはっきりしますね。

それでは、フローチャート全体をみてみましょう。

これで、答えに到達できましたね。
頻出テーマ②【速さ・距離】の問題だってできる!
つぎに、「速さと距離」の問題です。ということは、「距離=速さ×時間」の公式が使えます。
そして、まず、問題文を読み、最後の一文に注目ですね。
例題
ある人がA地点からB地点までを行きは時速6km、帰りは時速4kmで移動しました。往復にかかった時間は5時間でした。A〜B間の距離を求めなさい。

最後の一文から、「A~B間の距離」がXです。そして、フロー①②のまとめを絵で描きました。この絵の描き方にきまりはないので、みなさんがまとめたとおりで大丈夫です。フロー③は、時間=距離/時速の公式です。
では、フローチャート全体をみてみましょう。この問題のポイントが出てきますよ。

この文章題のポイントは、往復にかかる時間の合計を式にすることです。
またまた、答えに到達です!
頻出テーマ③【2数の関係】の問題にも使える!
最後は、「2つの数」がテーマです。さて、問題文を読んだら、どこに注目しましょうか。
例題
2つの数があり、その和は13、積は40です。この2つの数を求めなさい。

このフローの続きは、もう大丈夫ですよね。答えは、こちら
まとめ:「型」と「順序」で文章題は面白くなる!
では、「二次方程式の文章題の攻略法」をまとめます。
1. 二次方程式を使った文章題は、「テーマごとの型」と「考える順序」を押さえることが大切!2. フローチャートを使えば、
① 情報を整理しやすくなる ② 手順が見えるから迷わない ③ ミスを減らせる
✏️ おすすめの勉強方法
- 最初はテンプレートに沿って、自分でフローチャートをノートに書いてみよう。
- 慣れてきたら、自分流のアレンジもOK。
- フローチャートを残しておけば、同じテーマの問題や復習にも使える!
💡 「文章題が苦手…」と感じている中3生へ
最後になりますが、中3生のみなさんは、高校入試の準備も始めていますよね?もし、文章題が苦手で、やる気が起きない時は、こんな解き方もあるのでやってみてくださいね。
まずは、問題文の「型」と「順序」をフローチャートでつかむ!こうすれば、解き方が「見える」ようになります。そして、別の問題でも解けるようになっています。
解説動画があるから、おススメ
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次回も、二次方程式を扱う予定です。どうして、高校入試で最も出題される分野なのか、きっとわかりますよ。では、また💛
答え:5と8




