こんにちは 中1生向けになります。「親が手伝う定期試験のサポートポイント」についてです。
はじめての定期試験で成功体験を得ることは、親のサポートなしでは難しいと思います。
とはいえ、無理に勉強させることはできません。小学校とは違うことをわかりやすく伝えたうえで、本人が望む場合に限り、手伝ってあげるとよいですね。
中学生が勉強計画を立てる際の親の役割
はじめての定期試験で、中学生が勉強計画を立てる際の親の役割はとても重要です。
中1生では本人任せよりも親が計画段階からサポートしてあげたほうがよいです。
その理由は、
① 家族の協力や計画の実践と成果の実感を得ることでよりやる気が出ます
② 自分なりに工夫して勉強するようになる
からです。
定期試験の目標と計画・スケジュールの作成
数値を入れた目標を一緒につくる
まず、定期試験の目標は一緒に立てましょう。学校で作っている場合は、一緒に見てブラッシュアップするとよいです。目標には、例えば、「5教科合計301点以上取る」といった数値を入れましょう。
計画をつくる
次に、計画をつくりましょう。毎日2時間勉強しているならば、期間は試験前2週間でよいでしょう。ふだん、あまり勉強していない場合は期間を延長するか、教科書内容の理解が「すること」の中心になります。
スケジュールを書く
計画の時間や順序を決め、スケジュールを書きましょう。どの教科の問題集をどれくらい進めるか、提出物をいつまでに終わらせるかを具体的に書いておきましょう。
なお、スケジュールが遅れることがあるので、途中に調整日を作っておくと安心です。
提出物のチェック
提出物の作業が試験直前まで続くと、定期試験の勉強ができません。ですから、親が各科目の提出物の期限を把握しておきましょう。例えば、各提出物が、定期試験の1週間前には仕上がるように計画に入っているかをチェックしてあげましょう。
なお、未提出は評価に影響がありますので、もれのないように気をつけてください。
各教科の問題集を何ページずつ終わらせていくか
各教科の問題集を「何ページずつ進める」「試験までに何回繰り返す」といったことを、まだ、具体的にイメージできない子もいます。計画時に、本人と相談のうえ親が逆算して教えてあげるとよいですね。「こうすると試験までに3回繰り返えせるね」などの声掛けをしてやる気を引きだしましょう。
計画期間のサポート
親が進行状況をわかりやすくすることもよいサポートです。計画どおりにできた「すること」を消してあげるとわかりやすくなりますね。親がつかず離れず見守ることで、本人のやる気が持続します。
スケジュール帳は年度ごとに用意するとよいです。次年度の計画時にも見返せますね。
レイアウト以外では、耐久性や紙質を考慮するのがおすすめです。
いろいろなスケジュール帳がありますね。
お気に入りの一冊を見つけてくださいね。
目的とバランス
サポートの目的は「本人が試験準備の必要性や成果を実感する」ことです。すべて本人の意欲を尊重することが前提です。本人に任せきりではまだうまく出来ない子がいる一方で、親の干渉を嫌う子もいます。その場合は、勉強部屋の工夫、文房具の用意などをサポートしてもよいでしょう。本人が自分で考えて勉強に向き合える環境を整えてあげましょう。本人の取り組みが成功体験へとつながるよう、バランスよくサポートしましょう。
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