「文節って、何のために習うの?」
中学生のとき、「文節は、『ね』で区切れるかたまり」と聞いて、頭の中が「???」でいっぱいになりました。「わざわざ文を区切るの?」「なんのために?」と思ったからです。
ずいぶん後になってから、文節は、読解・作文・英語の理解にもつながっていることがわかりました。
でも、そういう話、聞いていなかったような…今も、モヤモヤしている中学生が多いのではないでしょうか?
この記事では、
① なぜ文節を学ぶのか
② 文節と単語の違い
③ 文節を意識しないとどうなるか
の3つを、できるだけ簡単にまとめました。
早めに文節の意味合いを整理しておけば、中学国語がもっともっと楽しくなるかもしれません。
なぜ「文節」を学ぶのか
文節は、文の中の「意味のまとまり」です。これがわかると、文の組み立てがよく見えるようになります。また、話すときの自然なまとまりともいえます。たとえば、スラスラと音読できる人は、文節を理解しているといってよいでしょう。
さて、中学1年生で「文節を学ぶ理由」は、大きく4つあります。
読解で「主語・述語」がズレなくなる
文節がわかると、
- 誰が
- 何をしたのかがはっきり見えます。
読解でも取り違えが減り、文章の流れがつかみやすくなります。
説明文の構造が理解しやすくなる
説明文は、つぎの論理の型を意識して読むことが大切です。
- 主張
- 理由
- 具体例
これらは、文節のまとまりでつながっています。文節が見えると、文章の論理が追いやすくなります。
助詞の誤りに気づける
「は/が」「を/に」などの助詞は、前の言葉に「なんとなく」つけるのではありません。文節の関係で助詞が決まります。
たとえば、作文です。文節があいまいな作文は読みづらく、意味が通りにくいものになります。
英語の語順理解にもつながる
文節は、英語の「かたまり」と対応している部分が多いです。英語を学習するとき、日本語と比較して考えられます。文節がつかめる人は、英語の文構造もよく理解できます。
例:
私は/サッカー部の/練習を/見学した。
I/watched/the soccer club’s/practice.
どこが違う?文節と単語
もっと文節を理解するために、同じように「文の成分」である「単語」との違いを見ておきませんか?文節と単語には、次のように明確な違いがあります。
● 文節
→ 文の中の意味のまとまり
→ 「ね」「さ」を入れて自然に切れるところ = 話すときの自然なまとまり
● 単語
→ 辞書にのる最小のことば
比べれば、一目でわかる
「私はサッカー部の練習を見学した。」この例文を区切ります。
- 文節:
私は/サッカー部の/練習を/見学した。 - 単語:
私/は/サッカー/部/の/練習/を/見学/した
文節は「意味のまとまり」、単語は「細かい部品」というイメージですね 😊
文節を意識しないとどうなるか
中学国語では、さまざまなジャンルの文を学びますが、次のような困りごとが起きやすくなります。その原因のひとつが「文節に意識を向けないこと」です。
読解で主語・述語を取り違える
文章の組み立てが見えないため、意味を誤解しやすくなります。「読解力」が気になる人こそ、「文節」に注意を払うことが大切です。
説明文を読んでも、頭に入らない
たとえば、中1では、説明文の「主張・理由・例」のつながりを学びます。文節を理解せずに読み進めても、全体の流れがつかめません。中学国語の最初のつまずきにならないように注意したいですね。
👉 「中学国語が伸びない…」という悩みがあり、その原因や勉強法が気になる人は、こちらの記事「中1国語が伸びない原因はコレ|3つの力と正しい勉強法」もご覧ください。
助詞の誤りに気づけない
これは、作文で顕著になります。文節をあいまいにして書くと、文がやたらと長くなったり、意味が通らなくなったりします。テストでは、減点されがちです。
英語の語順理解が遅れる
語学の面では、日本語の文構造との比較が出来ないことは不利です。もちろん、他に学び方がないわけではありませんが、文構造を比較しながら学ぶことは一般的な方法です。さまざまな言語に興味がある人は、文節をつかむことの大切さを知っています。
だんだんと、文節を学ぶ意義が見えてきましたね 😊
文節を身につけるための練習方法
文節を理解するためには、「感覚」と「量」の両方が必要です。
まずは短い文で「感覚」をつかむ
最初は、短い文で「ね・さ」を入れて区切る練習が効果的です。
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次に、問題集で「量」をこなす
効率的に文節の理解を深めるためには、練習「量」を確保することも大切です。
実は「ね・さ」で区切る方法は簡便ですが、これだけでは間違ってしまう場合があります。こういったことも含めて、幅広く練習できる問題集が市販されています。
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文節は「読める・書ける・解ける」の土台
文節がわかると、こんな効果があります。
- 文の組み立てが見える
- 助詞の誤りに気づける
- 説明文の構造がつかめる
- 英語の理解がスムーズになる
中学国語だけでなく、他教科にもつながる大切な基礎力です。
まずは短い文で感覚をつかみ、問題集で量をこなすことで、確かな力になります。
では、また💛
