はじめに:中学生の夏休みは「古典の入り口」にぴったり
夏休みは、中学の授業が一段落。いつもとは、違うことをやってみたくなりますね。
中学生だからこそ、おすすめしたいことがあります。それは、 古典の世界に、やさしくふれてみることです。
「古典ってむずかしそう…」
たしかに、そう感じる中学生が多いのも事実です。でも、古典は本来、昔の人の感じ方や言葉の美しさにふれる「楽しい」世界です。高校でも、古典の学習が続きます。
古典の「ふれ方」「楽しみ方」も、中1国語のターニングポイントのひとつなのです。
古典は「漫画でも親しまれている」身近な世界
実は、古典の入り口としてとても人気なのが、「漫画」です。ためしに、周りの人にきいてみてください。「古典は漫画で乗り切った」という声の、多いこと多いこと…これ、すごくよくわかります。
私も授業の「古典」は「???」でした。日本語なのに違うところが多すぎて、まるで外国語のようにも感じました。
そこで、雰囲気だけでも知りたいと思い、「古典の漫画」をシリーズ一気読みしました。これは、大当たり🤗すっかり、ハマりました。
そんな私が、中学生におすすめしたい最初の古典漫画は、「百人一首」を題材とするものです。
たとえば、「新版 超訳百人一首 うた恋い。」(著者 杉田圭、監修 渡部 泰明:KADOKAWA)。コミックも、電子書籍版もいいですね。古典を題材にした漫画は、他にもたくさんあります。
また、百人一首は「かるた」でもお馴染みです。読み札(絵札)には歌人の絵と上の句が、取り札には下の句がひらがなで書いてあります。魅力は、言葉の響き。「音」がきれいで、自然に声に出したくなります。
「この歌、聞いたことある!」 「こういう気持ちだったんだ」 と、知っている和歌が「漫画」では、もっと身近に感じられます。
漫画の中で描かれる、
- 恋の歌の切なさ
- 自然の美しさ
- 和歌に込められた思い
こうした表現は、古典の授業で学ぶ内容とぴったり重なります。
「新版 超訳百人一首 うた恋い。」(著者 杉田圭、監修 渡部 泰明:KADOKAWA)
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こんなふうに、中1の夏休みなどに読んだ漫画で、「古典はむずかしい文ではなく、昔の人の気持ちがつまった物語」 という感覚をもてたら、この先ずっとサイコー!なのです😊
古典から、中学生は何を学ぶの?
現在の言葉とは違うし、古典に取り組むのは、正直なところめんどうな気もします。「どうして今?」と感じる子も多いです。
そこで、中学生向けに「古典の楽しみ方」をまとめました。
古典の響きは、漫画でも感じられる
たとえば、百人一首の漫画では、 和歌の「響き」や「情景」が絵と一緒に描かれています。絵があることで、言葉の響きや意味合いが現代の私たちにもわかります。
古典の「つかみ」は、これでバッチリです😊
和歌では、
- 夜明けの美しさ
- 季節の移ろい
- 恋の歌の切なさ
といった表現がありますが、その背景は、今とは違います。電気はなく、自然光や火の灯のみ、連絡すること自体が簡単ではない時代の人たちの、言葉のやりとりです。こういった背景と気持ちは、セットなのです。
だからこそ、「古典の世界の入口が漫画」というのも、「アリ」なのではないでしょうか。イメージをつかめば、古典の音読や意味の理解はとてもスムーズになります。
① 響きを感じる ― 声に出して読む
古典は黙って「読む」よりも、「聞く・感じる」ことが大切です。
たとえば、『枕草子』の「春はあけぼの」などは、声に出すとリズムが心地よく感じられ、自然に覚えてしまいます。多くの人が古文の「夏は夜」「秋は夕暮れ」「冬はつとめて」を覚えています。
② 表現の違いを知る ― 現代語とのつながり
古語には、私たちがふだん使う言葉で言い切れない感情があります。
たとえば、「をかし」「あはれ」。これを聞くと、「おもしろい、かわいそうという意味かな?」と感じます。
一方、古文でこれらを読むと、もっと深い、感情の奥行きがある言葉であることがわかります。
- をかし=趣がある/かわいい/おもしろい
- あはれ=しみじみ/かわいそう/感動
③ 文化の背景を知る ― 昔の人の見方を知る
古典には、自然や季節を大切にする心がたくさん出てきます。昔の人たちの暮らしぶりにも、思いを馳せましょう。
④ 今につながる ― 日本語のルーツを知る
そして、古語は現代語にもつながっています。時代や暮らしを取り巻く環境の変化とともに、古語も形を変えたりして、現代まで受け継がれています。
中学生におすすめ✨古典の勉強法4選(夏休み向け)
まず、古典の世界に慣れることが大切です。どれか 1つのトライでもOK。今は「覚えるため」でなくても、いいのです。
① 漫画でイメージをつかむ
たとえば、「百人一首」の漫画を読む。最高の「古典」デビューです。これだけで、古典の世界を「絵とやさしい言葉で理解」できます。地域の図書館に出かけて、つぎつぎと読むのもいいですね。
② 音読して「響き」を感じる
教科書の古典物語などを「耳」と「口」でも楽しみましょう。文字を目で追うだけにしないことが、ポイントです。
③ ミニプリントで短時間の練習
クイズ感覚で古典の知識を試すのもいいですね😊ミニプリントならば、「すきま時間」でできます。
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④ 現代語とのつながりを探す
「この古語は今の言葉だとどうなる?」と考えたりするのも楽しいです。ネットで調べてもOKです。
古語辞典では、付録やコラム記事に目を向けるのも楽しいです。
たとえば、昔の人たちの装束や持ち物をイラストで説明する記事などもあります。古典漫画の世界の解像度もあがりますよ😊
まとめ:中学生の夏休みは「古典を好きになるチャンス」
古典は、昔の人の心にふれる時間です。 漫画でイメージをつかんで、 ミニプリントでやさしく練習すれば、 中1の夏休みが 古典が好きになるきっかけ になります。
とにかく、中学生は「古典」に慣れ親しむのが◎です。これから先、高校国語「言語文化」や「古典探究」の授業でも、しっかりと古典に向き合うことができます。
おまけ🎁:中学生向け・やさしい古典ミニプリントセット
この記事のおまけとして、夏休みにぴったりの 10分ミニプリントシリーズ(全3回)を作りました。夏休みの学習や、ちょっとした気分転換にお使いいただけたら、うれしいです。
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✔ ② 枕草子のことば
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また、中1からの国語は、こちらの記事「中1国語が伸びない原因はコレ|3つの力と正しい勉強法」で全体像をまとめています。
では、また💛
